ゾンネベーケ (Zonnebeke)
アウグスト修道院およびノネボッセンのベネディクト会女子修道院を中心として集落が発達した. どちらも1580年に流行したイコノクラスムの被害にあい、破壊された. ベネディクト修道院はのちに再建されたが、フランス軍占領下で修道院は占拠され、略奪された. 1382年のローゼベーケの戦いでは市内の地区が戦場になった.
第一次世界大戦ではイーペルを中心とする戦いの前線中央に位置したため、市は戦場となり甚大な被害を受けた. 市は1920年代初頭まで放棄されていたが、徐々に人々が戻り再建された. 1932年に地元住民によってチーズ製造施設が開業した. この製造所は現在までパッシェンデールチーズの唯一の供給源となっている.
第二次世界大戦では連合軍のヨーロッパ反攻作戦の際にナチスの防衛部隊が駐留したが、戦闘による被害はほとんど出なかった.
今日のゾンネベーケ旧地区では地元産の青粘土から取ったレンガ製造が主要産業となっている.